かきの木学園について

かきの木学園に
ついて

0~5歳の教育は生涯にわたる
人としての基盤となる
『土台』づくりです

「どろだんごのてんさい」を
育てる
Educational policy

  • 0歳から5歳までの幼児期は、子どもが人生の土台を築く大切な時期です。この時期に培われる好奇心や学ぶ姿勢、人との関わり方は、その後の成長へとつながっていきます。

    本園では、子どもたちがのびのびとあそびながら、自ら考え、工夫し、挑戦することを大切にしています。たとえば「どろだんご作り」。
    手で作る感覚や感触を通して、心が弾み、「もっとこうしたら?」と試行錯誤する——そんなあそびの中に、学びの喜びが詰まっています。

    子どもにとって、土や泥と戯れることは本能的な楽しみです。本園では、そのような自己を発揮できるあそびを大切にしながら、学校生活に必要な心情や意欲、態度を育んでいけるよう指導していきます。

    一人ひとりの個性を大切にしながら、たくさんの経験を積み重ね、生涯にわたる健やかな育ちの基礎を築いていけるよう、温かく見守っていきます。

  • 教育方針
  • 「教育の順序」を大切にし、多様な経験を通じてこどもたちの感性を豊かに育み、生きる力を養います。
    これにより、「人間形成の基礎」を築きます。

  • 教育目標
  • ● 発見(見つける)、探求(探る)、学び(考える)、創造(作り出す)。
     これらを通じて、こどもたちの心を豊かに育てる
    ● 健康的な心身を育てる
    ● 学校生活に必要な心情、意欲、態度を身につけさせる

理事長 兼 園長 挨拶
Message

本園(創立昭和40年)は、令和7年2月25日をもって創立60周年を迎えました。
県内でも珍しく、広い敷地と豊かな自然に恵まれたこの環境のなかで、長年にわたり幼児教育に携わる中で確信していることがあります。それは、子どもは自然のなかであそぶことで、たくさんの学びを得るということ。そして、それこそが幼児期の教育に必要不可欠であるということです。
子どもたちは五感を使い、全身でさまざまなことを吸収します。
風を感じ、土の感触を楽しみ、草花や生き物に触れる――そうした経験が、子どもたちの好奇心を引き出し、生きる力の土台をつくります。春には種を植え、夏や秋には収穫し、それを味わう。草花の成長や季節の移り変わりを体感することで、新しい発見が生まれ、学びへとつながっていきます。机の上では得られない体験が、子どもたちの未来の土台となるのです。
だからこそ、本園の子どもたちは、よくあそびます。
夢中になってあそぶとき、そこにはたくさんの笑顔があります。年齢の違う子ども同士が自然と力加減を覚え、相手を思いやりながら「あそび」を共有していく。そのなかで、共感する力や協力する力が育ち、すべての学びが生きたものとなっていきます。
本園では、自然とのふれあいを大切にしながら、一人ひとりの個性を尊重し、心豊かに成長できる環境を整えています。
これからも、子どもたちがのびのびとあそび、かけがえのない幼児期を過ごせる場であり続けたいと思います。

かきの木学園 理事長 兼 園長
川井直子

【受章歴】
平成30(2018)年11月9日
 埼玉県教育委員会功労賞表彰
令和2(2020)年11月14日
 埼玉県知事表彰
令和3(2021)年12月17日
 文部科学大臣表彰
 受賞後、皇居にて天皇・皇后両陛下に拝謁しました
令和5 (2023)年4月29日
 瑞宝双光章受章
幼児教育への長年の貢献を認められ、内閣総理大臣より授与、皇居にて天皇、皇后両陛下に拝謁しました。
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かきの木学園が大切にしていること
Educational philosophy

子ども同士の育み合いや、先生、多様な人々との関わりを通じて、仲間づくりを大切にします。また、日々起こる出来事や絵本、自然、文字、数、園外での経験を通じて、子どもたちの関心を広げ、さまざまな世界と繋がる力、かかわる力を育てます。

周囲の環境や日々の出来事に関心を持ち、感受性を高める活動を通じて、気づきの力を養います。感性を培い、やさしさと思いやりを持ち、興味や関心を広げながら、決まりや約束を守り行動する力を育てます。

経験や体験の機会を多く取り入れ、考えたり工夫したり、調べたりする力を育てます。言葉や身体、音楽、絵画、造形などで表現し、伝える力を養い、あそびを通じて体をつくります。


能動的で自律的に学べる子どもの素地をつくり、健康な心と体を育てます。
力強くたくましく人生を生き抜く耐性をそなえた「人間形成の基礎」になると信じています。

保育の柱
Educational pillar

  • 家庭との連携
    家庭と密に連絡を取り合い、子どもを囲む温かな人間関係を築くことで、教育の効果を高めていきます。親子のふれ合いや友だちとの関わりを大切にし、子ども一人ひとりがその子らしく成長できる保育を目指します。

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    あそぶ子どもを育てる
    子どもはあそぶことを通じて、考え、工夫し、予測し、理解し、表現する力を養います。「あそび」には、情緒的、感情的、知的発達を促すさまざまな側面が含まれています。
    あそびを通じて、社会的ルールを学び、意欲的に取り組む姿勢を育んでいきます。私たちは、好奇心旺盛で、学ぶことに集中し、頑張り続ける子どもを育てたいと考えています。

  • 自然の中に生きる
    自然の恩恵に生かされていることを感じ、自然を愛する心を育てます。
    また、「なぜ?どうして?」といった素朴な疑問を大切にし、豊かな感受性と考える力を養います。
    どんぐりの築山、かき畑、観察農園、飼育小屋、四季折々の樹木など、自然を身近に感じられる環境を整え、教育的な配慮を行っています。

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    創造性を豊かに
    造形的、音楽的表現を通じて、子どもたちの創造性を豊かに育てます。表現活動は日々の生活が土台となり、一人ひとりの発想を大切に育んでいきます。(天野式幼児リトミックをカリキュラムに導入)

かきの木学園の特色
feature

かきの木学園には、かきやぶどうの畑をはじめ、サツマイモやかぶ、キュウリや大根など多種多様な野菜を育てる観察農園、ビワやミカンの木など、豊かな自然が広がっています。
子どもたちは、種から野菜を育て、その成長を観察しながら収穫し、それを食べます。採れたてをすぐに頬張ったり、昼食に調理して食べたりします。例えば、大根はみそ田楽にして、サツマイモは焼き芋に、稲は脱穀して炊飯しおにぎりにして食べます。大麦は麦茶にして飲みます。土に触れ、季節の変化を肌で感じながら、五感を使って学ぶことで自然の恵みを体験するのです。

子ども達は裸足が大好きです。きゅうくつなくつ下なんてすぐ脱ぎ捨ててしまいます。本園の園庭は土のグラウンドです。雨が降れば水たまりができ、風が吹けば砂ぼこりが舞い、夏は熱くて裸足では歩けず、冬には霜や雪が積もります。こうした自然の変化を体験することで、子どもたちは季節の移り変わりを実感し、多くの学びを得ていきます。
かきの木学園では、全身を使って感じ、考え、学ぶ経験を大切にしています。

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